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2007年01月11日 ()

私はごく普通の一般家庭に生まれたごく普通の女の子でした。

3歳の頃から宝石が大好きで、毎週日曜日になると新聞に入る、

宝石の広告をいつも集めていました。

私にとってはそれが宝石辞典のような役割を果たしていました。



広告の写真の赤色の宝石を見ては「これはルビー」とか

紫色の宝石を見ては「これはアメシスト」など

3歳で宝石の名前を間違わずに言えるほどでした。



私が小学校になる頃には、パワーストーンが一番のお気に入りでした。

小さなラピスラズリをいつも宝物にして持っていました。

パワーストーンのおまけがついてくるお菓子が大好きで、

私はそのパワーストーンがほしくて、いつもそのお菓子を

母に頼んで買ってもらっていました。



私が小学校の4年生にもなると占いが大好きになり、

おまじない、トランプ占い、占星術など様々な本を持っていましたが、

中でも一番気に入っていた本は白魔術の本でした。



その本は、白魔女と黒魔女の違いが書かれていたり、ワンド、

魔女狩り、魔女集団など様々なことが書かれていました。



私は思いました。



「私、白魔女になりたい!」



私は、白魔女になるためのトレーニングを開始することにしました。



まずは木製のワンド(魔法の杖のようなもの)を用意して、

エネルギーをワンドにためる練習をしました。



けれど、ワンドにエネルギーをためても、

できているのかできていないのかがちっともわかりませんでした。



「ん?白魔女になるための厳しい心構え?そんなもの必要なのかー。

 白魔女って厳しいんだな。」



そんな風にぼやきながら、私は規則に目を通しました。



<白魔女になるための心構え>

 ●自分の信念をしっかり持つ

 ●いつまでも過去にわずらわされない。
 
 ●約束を守る

 ●人の幸せをねたまない
 
 ●三日ぼうずにならない

 ●能力を高めるために厳しいトレーニングにも耐える。

◎優秀な白魔女になるには、外見を磨き、内面を磨き、知性と教養を身につけ、

 体力を身につけ、声も美しくなければいけません。



「えー、魔女って魔法使うのに、顔も体も声も美しくならないといけないのー?」



その次のページにはボディーラインを美しくするための、

ヨガのポーズが書かれていました。

カドゥケウスのポーズや海のポーズはあまりに辛い体勢で

私はあえなく3日坊主で終わったのでした。



「うーん、ちょっと続けられないものは置いておいてっと…。

簡単そうなものないかな?うーん、ふむふむ瞑想ね。」



まず私は精神統一からはじめることにしました。

すると魔女の本の中にこんな言葉を見つけました。



『修行を積んだ魔女は、宇宙に意識をとばす瞑想もできる』



それを見た私は「宇宙に行ってみたい!」と思いました。



私は夜中の2時に瞑想をはじめることにしました。



小学校4年生だったので、もちろん明日は学校です。

でも明日の学校も算数の宿題も私には関係ありませんでした。

私にとっては宇宙に行く瞑想の方が大事なことでした。



私は、じゅうたんの上にあぐらを書き

大きな魔方陣の上に自分が座っているところをイメージしました。

ゆっくり呼吸をします。

そして、宇宙に意識をとばすイメージをしていきます。



ゆっくり呼吸をすると頭がぼんやりとして気持ちよくなってきました。



何やらいくつもの白くて丸いものが、頭から宇宙へ飛び出ていく感じがしました。


するとふぅーっと体が上にひっぱられるような感じがして、

まるで体が空中に浮きそうな感じがしたのです。



私ははっとして、目を開けました。



「何!今の!?」



まるで自分の体から何かが抜け出るような感覚だったのです。

私はすっかり怖くなってしましました。

一回抜け出たら戻れなくなる気がしたのです。



私は怖くなって瞑想をやめ、白魔女修行も挫折してしまいました。


[2007.01.11(Thu) 22:55] エッセイ2
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